たまたま、ブログを更新する意欲が沸いているので、今のうちに、前から気になっていた、このoldnewthingの記事を紹介してみようと思う。
ある日のこと、就職の面接試験で、プログラマとしての地位を訊ねるという問題があった。最初の面接官が、将来のキャリアについて訊ねるというものだ。
「五年後、あなたはどんな役職になっていると思いますか?」「五年後は、プログラムマネジメントをしていると思います」
これは悪くない答えだ。多くの人が、プログラミングというものを、段階を踏むマネジメントであると思っている。そうである必要はないが、王道のキャリア道とでも言うべきだろう。
私の同僚は、さらに深く追求した。
「何故あなたはプログラムマネジメントをしているのですか?」「えーとですね。五年もたてばですね。今いる凄い学生達がみんな卒業してですね。就職してくるんですね。みんな僕より頭良くて、しかも最新の技術を知っているんですね。だからもう僕なんかは、プログラマとしてやっていけないんですね。だから管理職になるしかないんです」
キャリアの見通しが、新しいスキルを身につけず、時代についていこうとせず、管理職に成り下がるのは、哀れだ。面接で言うべからず。
「そうである必要はない」というのは、Raymond Chenは管理職の権利を持っていながらにして、第一線で活躍しているということだ。思えばこの人、1992年からマイクロソフトにいて、いまなお現役なのだから、この業界としてはかなりの古株だ。この世界で十六年も現役を続けるには、非凡な才能と向上心が必要だ。まあ凄いといえば、Dave Cutlerに言及しないわけにはいかないが。
自分は、あと何年続けられるだろう。特に職業プログラマではなく、趣味にとどめておこうと思っている身としては、興味が尽きたらそれまでになってしまう。まあむしろ、C++0xのドラフトを読むなんて、趣味でもなければできないことだが。
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