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Sonyの制限コンピューターであるPlaystation 4と、Microsoftの制限コンピューターであるXBox Oneは、どちらとも利用者の自由を不当に制限するコンピューターである。そこで、ここでは制限コンピューターと呼ぶ。汎用コンピューターは、所有者にその詳細を検証し、また動作を改変できる自由を保証していなければならない。さもなくば、そのようなコンピューターは、所有者の意図通りに動かず、コンピューター提供者の意のままに動く、制限コンピューターとなり下がる。
したがって、私はこのような制限コンピューターは一切推奨しないし、読者は当然のことながら所有を拒否すべきである。もっとも、実質所有できないコンピューターに所有拒否というのもおかしな話だが。
さて、ここではふたつの制限コンピューターに対する感想を述べるが、これは技術的な感想であって、推奨ではない。
表にみえるような簡単なスペックは、両者とも似通っている。どちらもAMDのx86-64アーキテクチャを使っていて、メモリを8GB搭載している。前回の両者の制限コンピューターは、CPUにPowerPCを使っていた。後藤弘茂氏が言うには、結局統合プロセッサーを設計、製造できるところは限られているから、両者が似るのは技術上の制約であるとのことだ。
ただし、メモリには、両者とも別の場所で無理をしているようだ。
両者のゲーム用制限コンピューターは、CPUとGPUのメモリを統一する設計になっている。
Sonyの制限コンピューターは、GDDR5の2ギガビット品を32個使って8ギガバイトのメモリ容量を実現している。GDDR5は高価なメモリーであり、本来はもっと少ないメモリー容量を想定していたが、競合のMicrosoftの制限コンピューターが8GBなので、それに負けじと合わせたそうだ。ただ、GDDR5を利用しているので、帯域的には悪くないという。
Microsoftの制限コンピューターは、安価なDDR3を使って8GBの容量を実現している。Microsoftの制限コンピューターは仮想化技術でOS切り替えなども想定しているため、大量のメモリが欲しかったらしい。ただし、そのままではGPUの帯域として心もとないので、32MBという大容量のESRAMをGPU近くに無理にでも配置して低帯域を隠しているそうだ。
汎用コンピューターを不当に制限してどこへ行くのだろうか。
5 comments:
江添さんはプロセッサ制御のエアコンや冷蔵庫や電子レンジや炊飯器や自動車などをお持ちではないのですかね。
各専用機の制限コンピュータは汎用コンピューターに比べると不便で、劣っていますが、それだけではゲーム専用機の購入を否定する理由にはなりませんよ。
冷蔵庫や電子レンジはコンピューターで制御されていますが、固定機能だけを提供しており、また変更も出来ないため問題ありません。
もし、冷蔵庫や電子レンジがネットワークにつながりリモートでアップデートされるのであれば、自由なコンピューターと自由なソフトウェアでなければ使いません。
釣られないぞ
わざと無茶苦茶な発言で炎上させて注目を集めてるんだろ?
話はそれますけど、個人的には白物家電はネットワークにつながってほしくないです。
エアコンにワンチップLinuxがのってウイルスによって凍死者出たら大変ですから。
固定機能の美を追求してほしいですね。
ゲーム機もあれはあれで固定機能として見てます。が、PCの前ではあんまり魅力を感じませんねぇ。
プログラム手法には興味ありますけど。
最近のテレビは、放送波経由や、ネットワークにつないでればネットワーク経由で、アップデートされるんだよね…
昔使ってたHDDレコーダも、ネットワーク経由でPCからアップデートできるようになってたな。
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