[Phoronix] Linus Acknowledges 32-Bit Linux As Less Important
32-bit版のLinuxカーネルにおける、既存のある問題を修正したLinuxカーネル3.12に対するパッチのpullが、Linusによって退けられた。理由は、Linusは3.12のリリースを遅らせたくないからだという。すでに壊れていて、それほど問題になっていない問題を修正するのに、カーネルのリリースを遅らせたくないこと、それに、32-bit版の優先度は低いと言っている。
Linux-Kernel Archive: Re: [git pull] fixes for 3.12-final
On Sun, Nov 3, 2013 at 11:54 AM, Al Viro
wrote: > たしか、前にこういうことで32bit版のiget()が深刻に壊れて、
> それで、もうこういうことはしないと決めたんじゃなかったっけ。
> もう何年も前の話だけれど・・・ああ、だが状況は変ったんだ。32-bitはもうそれほど重要じゃないし、iget()は以前ほど重要じゃない(すべての、「通常」のinode検索は、直接dentryポインターをみている)
まあ、ARMで64-bitが一般的になるには、まだ数年はかかるだろう。だが、もうすぐのことだ。それに、32-bit ARMは、x86-32ほど64bitの値に対して問題(レジスタを大量に使ってしまうこと)はないはずだ。
そういうわけで、なにかとてつもなく悲惨な問題が隠れているのでない限り、"u64 i_ino"が正しいやり方だ。今の32-bitカーネルでやっているようなヘンテコなworkaroundよりはね(しかも64-bitカーネルにとってはムダでしかない)
Linus
今や、多くのGNU/Linuxディストロは、64-bit版を提供しているし、Ubuntuも64-bit版の方を推奨し始めたし、時代が変わったということだろう。
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