A Review of the Pirated Copy of Windows 7 I Bought On eBay | Cracked.com
最高に面白かったので翻訳する。
Windows 7の発売日が、数週間後に迫っている。一体、このことは我々の人生に、どのような影響をもたらすであろうか。天国への扉開け放たれ、巨乳天使の群れ天降りて、汝を電脳天国に導ける歟。あるいは、それほど高尚ではなく、ドリフターズのメンバーとダウングレード動画の声優が演ずるコントなのかもしれない。(訳注:この文、難解。注1を参照)
そこで、私は私の明晰なる頭脳を以て、Windows 7が、汝および一般ユーザーに及ぼす意味を見出さんことを、試みようと決意した。まだ、プレリリース版やベータ版しかダウンロードできない状態である。本当のリリース版を手に入れる為、私はeBayに目をつけた。最近、リーク版のパッケージが出品されているのだ。150ドル払うと、二日後に、緩衝材に包まれた、技術的好奇心をそそるパッケージが、家の玄関に届いた。私は喜び勇んで包装を破り、中身をあらためた。
こんちくしょう画像にはないが、売主からの手紙が同封されていたが、ぶしつけな文面によって、私を罵倒していた。eBayのサポートに苦情申し立てもしてみたが、彼らもまた、文面は手紙より長かったものの、私のインターネット知識の欠如を指摘するだけであった。そういうわけで、UR_a_Ediot67(訳注:藻前ヴァカ67)から返金してもらう交渉は、いまだに継続中である。参ったことに、私はコラムを書かなければならない。しかし、「壁を全力で殴りつけるべき23の理由」は、常には記事で取り上げたいとは思っていたものの、今回に関しては、読者の好評を博しそうにはない。そこで私は、このまま記事を書こうと決意した。そういうわけで、以下に、「Windows 7」のレビューを掲載する。
インストール
きわめて困難である。Windows 7のインストールは、四枚のフロッピーディスクから行わなければならないのだが、私のラップトップにはフロッピードライブなど、搭載されてはいない。私は、十年ぐらい過去に戻って、フロッピーディスクのついているコンピューターを探さなければならないのだろうかと懸念した。幸いにして、近所のベスト・バイが、USBフロッピードライブ単体を、80ドルで売っていた。Windows 7をインストールする人は、ハードウェアがサポートされているかどうかを、確かめておいた方が良いだろう。
出だしで少々躓いたが、その後のインストール作業は、比較的簡単であった。ただし、フロッピーからブートするために、BIOS設定と格闘しなければならなかったことを記しておく。私はすべてのオプションをインストールすることにした。Microsoft Faxと呼ばれるソフトウェアもインストールした。何だか物凄く面白そうだったからだ。インストール後、コンピューターは勝手にリブートし、起動した。
ハードウェアのサポート
最悪である。私は特に、何か珍しいハードウェアなど取り付けてはいないのに、Windows 7は、ほぼすべてにおいて、ドライバを見つけられなかった。画面の解像度は640x480に固定され、マウスも動かなかった。おそらくは、Windows 7がUSBに対応していないためだろうと思われる。やれやれ。ワイヤレスを動かすために、私が如何に努力したかは、読者の想像にお任せしよう。ただ、27時間も泣きべそを書くハメになったとだけは、言っておく。
ついにインターネットが動いたぞ!同梱のソフトウェア
Windows 7は、Internet Explorer 2.0を同梱している。これには、いささか失望したと言わざるを得ない。ただし、テキストや画像は何とか描画できるようである。インターネットの40%ぐらいは、これで事足りるだろう。
空飛ぶウインドウのアイコンを見れば、インターネットが動いているかどうか一目瞭然。マイクロソフト・ネットワークのセットアップ
デスクトップの右側のには、何やら、「ザ・マイクロソフト・ネットワーク」なるリンクがある。説明書によると、チャットルームを使えたり、天気予報を見たりできるらしい。私は未だかつてこのような機能が存在するとは聞いたことがない。残念なことに、セットアップできないようであった。どうも電話回線を必要とするらしいのだが、あいにくと私は、電話回線を持っていないのだ。そういうわけで、Windows 7の全機能を有効にして、天気予報を閲覧するの栄光に浴さんと欲する者は、須らく、特殊な通信装置を用意すべし。
ロングファイル名
説明書を読んだところ、Windows 7では、ロングファイル名が使えるらしいことが判明した。私は、今までファイル名の長さに制限があるとは気がつかなかったのだが、まあ、悪いことではないと思う。
ロングファイル名マイ ブリーフケース
これは小規模な同期ツールで、複数のコンピューター間で、フロッピーを使って、ファイルを同期できるというものだ。私は、フロッピードライブを積んだコンピューターを、他に持っていないので、この機能をテストすることができなかった。でも、このツールは、アーミッシュには便利なのだろうと思う。(訳注:アーミッシュとは、アメリカで昔ながらの暮らしを続けている人たちの事)
スタートボタン
昔のWindowsのスタートボタンが戻ってきた。しかも、以前とまったく変わらない。クリックすれば、プログラムが階層的なメニュー形式で現れる。これが理解できないのなら、マシュー・ペリーの動画も理解できないだろう。
タスクバー
古き良きタスクバーが、Windows 7に戻ってきた。少々古臭い感じも受けるが、形は悪くない。「壊れているのでなければ、直すな」と、諺にもあることだ。興味深いことに、便利なクイック起動バーがなくなっているようだ。フロッピーの容量の都合上かと思われる。さる有名なMicrosoft Faxの分の容量を空けるには、仕方のないことだったのだろう。
ウインドウズエクスプローラー
これには、大いに失望した。最新のエクスプローラーに加えられた改良は、Vistaという欠陥OSの、数少ない利点をすべて潰している。ここに表示しているWindows 7版は、機能を削減しすぎである。ユーザーが欲しがっていた多くの機能が欠けている。例えば、サムネイルによるプレビューや、よくつかうショートカットなどだ。Microsoftは相当の改悪をしてしまったと思う。
マルチタスク
私はこれには非常に驚いた。パフォーマンスをテストするため、ワードと、インターネットエクスプローラー二つと、マインスイーパーを同時に立ち上げるというストレステストを実施した。すべて、スムーズに動いた。
安定性
最悪である。おそらくは、先に述べたように、ハードウェア上の問題かもしれないが、Windows 7の安定性は、かなり問題である。頻繁にクラッシュするし、ブルースクリーンもよく発生する。エラーメッセージは暗号のようで、私には理解できなかった。以下を参照されたい。
総合評価
総合的に言って、私はWindows 7には大変に失望した。Vistaに比べてパフォーマンスは向上したものの、パフォーマンスを上げるために、主要な機能がOSから削られたものと見える。さらに、Microsoft のOSがリリースされるたびに恒例となっている、ハードウェアの互換性と安定性の問題は、ますます酷くなるばかりだ。読者が、常に最新版のOSを使いたいと考える人柱か、あるいはとても特殊なFAXを必要としているのでなければ、少なくとも最初のサービスパックが出るまでは、Windows 7は避ける事を、強くお勧めする次第である。
評価は星二つ
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注1:原文は、天国と地獄を比較するような文章になっている。Friendsというのは、アメリカの有名なコントのテレビ番組であり、ダウングレードの動画というのは、当時のWindows 95の紹介の動画である。今試みに、日本で有名なコント集団に置き換えた。
私の翻訳は、感じたままに訳しているので、文章ごとに、だいぶ文体が異なる。
1 comment:
メールとワードの文面にも注目。
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