Steamという邪悪なDRM縛りの不自由なソフトウェアの配信システムがある。この利用者の自由をないがしろにするソフトウェアを配信するシステムがGNU/Linuxにやってくるという事につき、RMSは、「Steamがもたらす悪よりも、善の方が大きいのではないか」と書いた。
Nonfree DRM'd Games on GNU/Linux: Good or Bad? - GNU Project - Free Software Foundation
[Phoronix] Valve & Intel Work On Open-Source GPU Drivers
この度、IntelとValveが協力して、Source Engineのパフォーマンス上の問題を発見し、またIntelの自由なグラフィックドライバーの改良すべき点についても提案もしたらしい。
Valve & Intel Work On Open-Source GPU Drivers - Page 3
また、nVidiaのGPU向けの非公式な自由なドライバーであるNouveauの開発チームにも、Valveはコンタクトを取り、なにか協力できることはないかと尋ねたらしい。Nouveauに対する最大の貢献は、何とかしてnVidiaに仕様を公開させることである。Valveは、nVidiaと掛け合うと言ったそうだ。ゲーム業界として強い影響力を持っているValveなら、あるいは頑固なnVidiaを、多少は説得できるかもしれぬ。
DRMつきの制限ソフトウェアがGNU/Linuxにやってくることはまぎれもない悪であるが、まあ、確かに善ももたらすものだ。
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