GameSpy's New Owners Begin Disabling Multiplayer Without Warning - Slashdot
IGNからGameSpyを買い取ったGLU mobileが、GameSpyのサーバーを停止したそうだ。
GameSpyとは、ゲームにおける通信のためのライブラリや、その中継のためのサーバーを提供していた会社である。一時期、多くのオンラインにより対戦やcoopのできるゲームが、GameSpyのライブラリとサーバーを使っていた。
今回のサーバー停止に伴い、GameSpyに依存する多くの昔のゲームのネットワーク対戦機能が動かなくなってしまった。部分的に動くゲームは、直接IPアドレスを指定できるゲームや、GemeSpy以外の方法でも通信機能を提供していたゲームである。
Sniper Eliteの開発元であるRebellionの発表によれば、「今回のサーバー停止は事前の協議なく一方的に行われた。さらに、サーバーの維持を交渉したところ、年間何万ポンドも払う必要があると告げられた。これは従来の料金を大幅に上回る額である」とのこと。
修正しようにも、既存のゲームのコードはGameSpyのライブラリと密接に依存しており、容易ではない。
もはやGameSpyは過去のものであり、新規のゲームでは誰も使っていないレガシーなシステムである。不自由なソフトウェアによる他社に所有されたサービスは、その利益がなくなった時点で停止される。
これは、不自由な、自分で所有できないソフトウェアに依存した当然の報いである。当然、予期しておくべきだった事態だ。
今、SteamやOriginやUplayのようなサービスに依存している不自由なゲームも、いずれ同じ運命をたどるだろう。そのようなゲームで遊ぶべきではない。将来にわたって動作する保証は、ソフトウェアが自由であり、かつ、利用者がソフトウェアを所有できる場合だけだ。不自由なソフトウェアで、しかも所有もできないようなものは、驚くほど早く、環境の変化により動かなくなってしまうのだ。
ちなみに、ゲームの中には、2006年に発売されたものもある。たったの6年前のゲームだ。驚くほど早くというのは、本当に驚くほど早いのだ。
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