Wikipedia moving from MySQL to MariaDB | ZDNet
Wikipediaが、MySQLからMariaDBへの移行を計画しているらしい。すでに、英語版のスレーブのひとつをMariaDBに切り替えているのだとか。
MariaDBとは、MySQLのforkであり、MySQLのオリジナルの開発者にして出資者のMichael Widenius(Monty)が主導している。オラクルの所有するMySQLが、GPLとProprietaryのデュアルライセンスなのに対し、MariaDBはGPL一本のみ。もちろん、GPLのMySQLからforkしたのだから当然とも言えるが。
MariaDBはMySQLと互換性を保ち、入れ替えればそのまま動くことを目標にしているそうだ。
WikipediaがMySQLからMariaDBに移行するのは、パフォーマンスが主目的ではなく、自由なソフトウェアとコミュニティ、MariaDB財団を推進する意図があるそうだ。
たしかに、オラクルに所有されていて、自由、不自由の複数のライセンスで提供されているMySQLより、自由なGPL一本で提供されているMariaDBの方が、純粋な自由という点で健全である。
また、パフォーマンスに関しても、ある場合はMySQLより早く、また別の場合は遅く、まだ結論を出せる状態ではないとしている。
ちなみに、私はデータベースを理解するための脳の一部を持たずして産まれてきたらしく、データベースについてはさっぱりわからない。
2 comments:
クロスライセンスというのは「Aがソフトウェアaの利用をBに許諾してBがそれと引き換えにソフトウェアbの利用をAに許諾する」みたいな契約のことを言います。何人にも平等に利用を許諾している自由なソフトウェアライセンスは通常クロスライセンスの対象にならないと思いますが。
ふつう複数のライセンスで提供されているものはマルチライセンスとか、2つならデュアルライセンスと言います。
訂正。
Post a Comment