まだUbuntuを使うと決めたわけではないが、ともかくも有名なディストリであるからして、使い心地をためしてみることにした。
kernel mode setting以外には、さして問題はなかった。どの程度簡単に使えるかを試すため、あえて事前にUnityの操作方法を学ばずに試したが、ネットワークの設定以外は簡単であった。ネットワークの設定も、もうすこしUIが洗練されていて欲しいとは思うが、すくなくとも、すべてGUIから設定できた。
ネットワークの設定のUIの問題点は、どこで設定するのかわかりづらいということだ。私はルーターを使っておらず、DSLモデムに直接つないでいる。したがって、PPPoEの設定をしなければならない。いかにもそれらしい、左のドックから起動するシステム設定の項目がアイコンとしてズラリと並んでいる場所からでは、なぜか新しい設定を追加することができなかった。すでに用意されている設定は、ルーター用なので使えないようだ。新しい接続の設定を追加するには、なぜか、上部の細いバーの上にあるアイコンをクリックしてメニューを出し、そこから新しい設定を追加するという旨の項目を選ぶ必要があった。それさえ終われば、後は、認証すれば接続できた。Live CDなので試してはいないが、一度設定した後、起動時に自動で接続する項目もあるので安心した。サスペンドから復帰した場合も自動で接続してくれるのだろうか。インストール後に試そう。いや、まずサスペンドが正しく動くかどうかも確かめなければならぬ。
それ以外は、何の問題もなかった。NTFSでフォーマットされたHDDも読み込めるようだ。ただ、実際に使う際には、nVidiaの非フリーなドライバをインストールしなければならないだろう。日本語入力は試していないが、たぶん大丈夫だろう。
他のディストリの選択肢としては、DebianかFedoraを考えている。ただ、とりあえずUbuntuにしておいたほうが無難かもしれない。自前ビルドマニア御用達のGentooは問題外として、Arch Linuxも不必要に難しそうだ。Slackwareってまだ生き残っているんだろうか。確か10年前でもマイナーだったと思うが。
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