2014年11月1日に広島市立大学で行われた、すごい合同勉強会に参加して、発表してきた。
他人の発表で特に印象に残ったものを挙げると、
井上 博之氏の自動車の内部ネットワークをいじる話は興味深かった。自動車の有線の制御線であるCANバスに接続してコマンドを送信することで、ドアの開閉や速度計や警告灯などの変更が行えることを実証したという話であった。
さて防御方法であるが、そもそも物理アクセスできる以上、どうしようもないのではないかという気もする。
ザキさんのMay the Team be with you (episode1)、受託開発の闇を見た。
@eielhの内包表記(仮)、私にはよくわからない話だった。
にしもつ氏のスクリーンリーダーNVDA日本語版の思い出(仮)、視覚障害者向けのスクリーンリーダーの開発や普及活動などについて話していた。
ねむねむ氏の移動透過通信は、移動する無線通信装置が、移動の結果異なるネットワークに接続した場合でも、既存の通信をそのまま維持する仕組みで主要なものを紹介し、利点と欠点をまとめた発表であった。
障害者向けのソフトウェアは、誰でも使えるようになるべきである。というのも、もし健常者が入手できないようなソフトウェアは、障害者がその使い方を謙譲さに質問することすらできない。あまり使われないソフトウェアは適切な利用者のコミュニティが形成されずにきわめて使いづらくなる。
さて、肝心の私の発表であるが、今回はC++を知らない参加者も多いであろうから、ソースコード数行で解説できる、最近のC++の新機能の提案を軽く紹介することにした。
2 comments:
障碍者用ソフトウエアの設計って難しそうですよね。
基本的に健常者が使って性能をフィードバックするべきですけど、WindowsのタッチUIのようになってはいけないんですよね。
その差分の設計をどうするかというのが常に問題だと思います。
やはり障碍者の方がアーキテクトになるのが一番早いかと思います。
モノづくりは基本頭と手が動けばできますのであとはその知見を発揮できる環境が必要ですね。
> 障害者がその使い方を謙譲さに質問することすらできない
謙譲さ→健常者
でしょうか?
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