承前
本の虫: 濫用に当たる職務質問を受けたと考えたので弁護士に相談して訴訟を起こすことになった話
さて、弁護士と職務質問を受けた現場にいって当時の流れを再現してきた。
ところで、私は今回の濫用に当たる職務質問を受けたことを弁護士に相談して、裁判費用と弁護士報酬を合わせて61万円を支払った。こう書くと、にわかにカンパを支払いたいという連絡が何件もやってきた。61万円は少ない額ではない。幸い、私には貯蓄と収入があるので、生活に影響を与える出費ではない。
この問題に身銭を切ってまで感心を寄せる人間がこれだけいるのだという可視化のためにカンパを受け取るというのも考えたが、現在、生活が困窮しているわけでもなく、またこれ以上の出費が見込まれるわけでもなく、かつ出所のわからない金をあまり受け取りたくはないというのもある。第一その金は61万の支出と相殺して所得はなかった扱いにしていいのかどうか、よくわからないところもある。
そこで、私は日頃から私がカンパしたいと思っているが、クレジットカードを持っていないために積極的にカンパしてこなかった団体へ誘導する形を取りたいと思う。私にカンパを送りたいと思うのであれば、私に直接送るかわりに、私がカンパを送りたいと思っている団体に直接カンパを送ればよい。そうすれば間接的に私にカンパを送ったことになるだろう。
賛助会員・カンパ募集中 - 明るい警察を実現する全国ネットワーク
これは今回、私が相談した弁護士が運営している団体で、その趣旨は警察官の働きやすい環境を作ることにあるのだそうだ。結局、末端の警察官というのは、公式には存在を認めていない職質ノルマにより、本来必要のない職質をしなければならない状況に晒されており、そういった警察官の置かれている状況を改善することが本来の目的なのだそうだ。
この団体への寄付は、シンポジウムの開催費用などに使われるそうだ。
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自由ソフトウェア財団は、RMSが創始し、GNUというOSを始めとした自由なソフトウェアの開発を行っている。私はGNUのソフトウェアの恩恵を受けている。
Linux財団はLinuxカーネルに関わる啓蒙や標準化を行っている。私はLinuxカーネルの恩恵を受けている。
OpenBSDはOpenSSHを開発している。私はOSとしてのOpenBSDは使っていないが、sshは毎日使っているので恩恵を受けている。
Wikipediaは、その情報の正確性は担保されていないものの、読み物として面白く、私も常日頃から恩恵を受けている。
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Vimというのは素晴らしい万人向けのテキストエディターであり、私も毎日使っている。したがって私はとてつもなく恩恵を受けている。このブログの文章もVimで書いている。もしVimがなければ私のテキスト入力作業の生産性は著しく下がるだろう。Vimはウガンダへの寄付を呼びかけている。
さて、まだ他にもカンパすべき団体はいくらでもいるのだが、今回はこのぐらいにしておこう。
3 comments:
え、emacsではなかったのですか。以外です。
今日知りました。訴状など、全部ネットで公開してください〜。
職務質問で警察を訴えたのは、私が知っているだけでも、最近でこれで三件目。
担当弁護士さんは清水勉弁護士でしょうか。
61万円というのは、弁護士の着手金が50万円程ということでしょうか。
テレビでこの件紹介されたみたいですね。
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