2007-05-04

Time flies when you're enjoying yourself

 光陰矢のごとしとはよく言ったものだ。実際早い、早すぎる。私とて、もう二十歳なのだ。後せいぜい五十年ないしは六十年ぐらいしか生きられない定めなのだ。しかも50年とは、あくまで生存可能な時間であって、有意義に生きられる時間ではない。最新の技術にいつまでついていけるだろうか。あと20年、いや10年もないかも知れぬ。そう短い時間では、何も極めることができないだろう。  何ということだ。人間はたったの百年足らずしか生きられぬのか。いかに富や名声を得ようとも、歴史教科書の片隅に、「かくかくしかじかなる有名な男がいた」程度の扱いしかされぬのだ。今、各の如く、考え、悩み、先人のしたように、文に綴りてみんとするこの瞬間の思想は、決して伝えられないというのだろうか。

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