どうやら、GoogleのGoogle日本語入力に関する技術講演会に応募したところ、受かった。30日は大阪に行くことになる。こういうものを近場でやってくれるとはありがたい。
しかし、主に学生向けと書かれていたから、ある程度は予想していたものの、連絡のメールが、露骨にも新卒採用事務局である。大方は、Googleに興味のある新卒に、求人をかけるのが主目的なのだろう。
Googleで働くのは、面白そうではあるが、要求されるスキルはさておき、今はC++0x本の執筆に時間が必要だ。
もう十分に相談をしたと判断したので、いよいよ、C++0x本の目次案の作成をしだした。総合的な解説をしないということを決定したので、規格から、コンパイラ屋に必要な部分を削ぎ落した形になる。
ExpressionsとかStatementsあたりは、そのままの目次でもいいのだが、宣言がややこしい。宣言(Declarations)と宣言子(Declarators)を、たんに「宣言と定義」という章でひとくくりにできれば、ある程度は分かりやすくなるのかもしれない。しかし、Declarationsとは、名前が何であるかを宣言するのに対し、Declaratorsとは、もっと具体的な、オブジェクトや関数や型を宣言するのである。場合によっては、定義や初期化も伴う。やはり、これらは分けるべきであると思う。
しかし、たとえばStorage class specifiersとか、Function specifiers単体で説明されて、分かりやすいかというと、それも疑問だ。しかし、では一緒くたに説明するかとなると、それは総合的な解説になってしまう。それぞれ別の機能なのだと実感できなくなってしまう。難しいものだ。
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