2010-01-29

C++0x本:式(Expression)

ようやく式まで目次が進んだ。式である。我々がよく、「演算子」と呼んでいるものも、そうでないものも、一括りに、式というカテゴリに入る。

目次の名前が難しい。たとえば。Static castだ。一体どのような目次にすればいいのだろうか。

そのまま使うのか。

Static cast

あるいは、訳すのか。

静的キャスト(Static cast)

あるいは、キーワードにしてしまうのか。

static_cast

キーワードの使用は、あまりよいとは思われない。Static castは、訳さず、このまま目次にした方がいいのではないかと思う。

規格に忠実に考えると、インクリメントとデクリメントは、二種類あって、それぞれ別々の章に分けなければならない。前置と後置である。前置は、前置式のカテゴリに入るし、後置は、単項式のカテゴリに収まる。

もっと難しいのが、四則演算子だ。減算演算子というものは、存在しない。Additive operators(加算的演算子)というのがあって、その配下に、+, -がある。

同様に、除算演算子とか、剰余演算子などといったものもない。すべて、Multiplicative operators(乗算的演算子)というのがあって、その配下に、*, /, %がある。

まあこの辺は、そのカテゴリの下で、一括して説明すればいいかもしれない。

細かいところでは、配列の添字を取る演算子、operator [] はなんと呼ぶのが一般的なのだろうか。英語では、subscriptingという。添字演算子、配列演算子。どうもしっくりこないな。

1 comment:

I.S. said...

こんなblog記事を発見しました。ご参考までに。
http://d.hatena.ne.jp/shorebird/20100129#1264772220