Social Networking: The Past
Social Networking: The Present
Social Networking: The Future
これは興味深い。気になる意見をまとめてみた。
まず過去。ソーシャルネットワーキングというものは、何も今に始まったものではないということ。大昔から似たようなサービスはあった。
面白いのは、かつて市場をほぼ独占したサービスなのに、今はすっかり衰えているものがあるということだ。例えばAOLだ。AOLは、他社を参入させず、独自のネットワークをつくろうとした。そこでは、AOLが管理し、AOLが善悪を決めるのだ。かつて、AOLはインターネットにも参入した。かつて、AOLが史上を独占してしまうのではないかと恐れられた。今から考えると、笑い話である。そのような独裁は、成功しなかった。WWWがやってきて、HTMLでWebサイトが記述できるようになると、AOLの独裁は終わった。
WWWではYahooが突出した。Yahooの勢いは、誰に求められないように思われた。今から考えれば、笑い話である。
さて、現在。現在主流のソーシャルネットワーキングサービスを、スパムベースであるとしている。つまり、自分が何をしているかという情報を、友人全員に送りつけるのである。
ブログが登場した。しかし、ブログはあまり残らなかった。というのも、大衆は、ブログを書きたいとは思わなかったからだ。大衆は画像や動画をアップロードして、それについて議論したかったのである。皆が皆、長々とブログを書くわけではない。
そこに、Myspaceが登場した。アイディアはよかったものの、Myspaceは、画像や動画をうまく扱えなかった。そこでユーザーは、、画像や動画を、専用のサイトにアップロードし、Myspaceからは、単にリンクを貼るという使い方をした。
FoxがMyspaceを買収した。FoxのRupert Murdochは、頭が良さそうに見えた。実際はそうでもなかった。Myspaceは、Facebookに負けたのだ。
なぜMyspaceはFacebookに負けたのか。それは、他社を締めだしたからである。一方、FacebookはAPIを提供して、開発を推奨した。シリコンバレー30年のビジネス上の歴史を振り返るに、「オープンにして、あとで課税しろ」というのが、成功する秘訣のように思われる。
Foxはまた明らかに成功しなさそうなことを始めた。御年75歳のRupert Murdochには、イノベーションというものが分かっていないらしい。22歳のMark Zuckerbergに勝てるわけがない。
最後に、ソーシャルネットワーキングは、リアルタイムになった。Twitterである。
未来はどうなるのか。まず、Facebookの独占などということはありえない。かつてはMicrosoftが、Yahooが、Googleが、それぞれ市場を独占してしまうのではないかと恐れられた。もちろん、今となっては笑い話でしかない。
ソーシャルネットワーキングは、オープンになるべきだと言っている。どこか一社にロックインされるのは、誰も望んでいないし、ロックインしようとしても無駄だろうと。
Facebook connectとかいって、サイトにFacebook上の情報を得る許可を出すボタンがあるが、あの情報の使い方も、もう少し研究する必要がある。今は、単にユーザーの嗜好に合わせた広告を出すぐらいにしか使われていない。他の使い方もあるはずだ。
プライバシーの問題も少しだけ触れている。しかし、それほど問題にはならないだろうと言っている。
また、プライベートとビジネスを分けるべきだとも言っている。自分の妻子の写真だとか、学生時代のマヌケな写真だとかを、ビジネス上の相手と共有してもしょうがない。今、Facebookは、プライベートとビジネスを分けていない。そこで、アカウントを複数使い分けているユーザーが結構いる。これを分けるべきだ。
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