2011-12-29

マリオカート7が劣化していた

たまたま、3DSのマリオカート7に触れる機会があったので、遊んでみたのだが、全然面白くなかった。レースゲームなのに疾走感がまるでなかった。

まずグラフィックが糞だ。加速時にFOVを狭めたり、ブラーをかけたりするなど、レースゲームならではの表現手法は、もう考案され尽くしているはずなのに、なぜこの2011年で、こんなにもしょぼい表現なのだろう。それに、マップが無駄に広い気がする。何故こんなに広いのだろうか。こんなに道が広くては、コースアウトして溝に落ちるとかダートに突っ込んで減速するといったスリルを味わえない。ただ惰性で操作しているだけで完走できるヌルい作りになってしまっている。こんなゲームのどこが面白いというのか。

結局、マリオカートというゲームは、スーパーマリオカートでその可能性を示し、マリオカート64で完成されたゲームなのだろう。これ以上何を付け足しても蛇足というものだ。マリオカート7をやるくらいなら、スーパーマリオカートやマリオカート64をやったほうが、よっぽど面白いはずだ。

なぜこうなってしまったのだろう。今や、ポータブルゲーム機ですら、ニンテンドー64をはるかに上回るスペックを持っているのだ。それなのに、なぜ当時よりつまらない劣化続編しか作れないのだろうか。そして不思議なことに、ゲーム市場は、当時よりはるかに大きく、売上本数も増えていることだ。これは一体どういうことだろう。世の中はクソゲーを望んでいるのだろうか。

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