婚約者がオムライスを作って欲しいと言ったので、作ってみた。
オムライスを作るにあたって問題がある。私はケチャップが嫌いだということだ。ケチャップは安直な味がする。スパゲティにケチャップをかけるさもしい異端者になりたくはないものだ。私はケチャップと味覇を封印することを空飛ぶスパゲティモンスター様に誓っている。ラーメン。
色々と調べた結果、ケチャップではなく、ホールトマト缶で作ることに決めた。
作り方
鶏の胸肉を細かく刻んでオリーブオイルと塩とハーブ(コショウ、バジル、オレガノ)を入れたジップロックに入れておく。
タマネギ、人参、ピーマンをできるだけ細かくみじん切りする。
フライパンで肉と野菜を炒める。
ホールトマトを入れて、コンソメと塩とハーブをいれて煮込む。
ご飯を入れて炒める。
卵に牛乳を少しだけいれてよく混ぜる。
フライパンを熱して、多めにバターを入れて、溶き卵を入れる。火は10秒ほどで消す。
卵の片側にトマトチキンライスを置き、真ん中からふたつに折るようにしてくるむ。
フライパンの底側の方が見た目がよいので、皿に移すときにひっくり返す。
こうして、ケチャップを使わないオムライスが完成した。
なお残念なことに、婚約者は冒涜的にもケチャップで上に絵を描いてしまった。
4 comments:
この直後、江添氏が婚約者氏に何と言ったのかが、非常に気にになる。
もし市販のケチャップが嫌いというだけなのであれば,ケチャップを自作してみるのは如何でしょう?
つまり、
オムライスを作って欲しかったのではなく、
オムライスに絵を描きたかったのである。
何かが実現されて行く最中、本来望んでいた目的や目標に気が付く事がある。それが例え未だ成立していない契約結婚であったとしても。
そんな時、事前に協議した大前提の条件を覆すような重大な契約違反が発生する可能性がある。きっと彼女はそれが何か知っている。彼女は恋する乙女なのだ。彼女はそれを否認するかもしれない。しかし誰がどれだけ否定しても事実は変わらない。
だけどそこに大きな問題は無い。完全な仕様を策定する事が不可能なのは私が言うまでも無いだろう。仮に問題があるとすれば、その中で新たな価値も誕生する。生命の誕生である。
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