ICANNは、とうとう.xxxを認めるようだ。この問題は、非常に長く議論されてきた。ICNANNは、2000年に、.xxxドメインの認可を拒否している。
トップレベルドメインなど、最近はスポンサー付きで認められているものもたくさんある。アダルトコンテンツは、インターネット上のコンテンツのかなりの部分を占めていることは疑いがない。とすれば、別に認めてもいいのではないかという意見もあるだろう。しかし、実際の問題は、少し複雑なのである。
たとえば、アダルトサイト用に.sexとか.xxxなどというトップレベルドメインが認可されたとする。ここで問題なのは、政府や行政機関が、アダルトコンテンツは、専用のトップレベルドメインを使用しなければならないなどと強制するかもしれないということである。これは、非常に問題がある。
そもそも、ドメイン名は、コンテンツの種別を強く表すものではない。例えば、.orgは、非営利団体しか使えないということはない。
もうひとつの問題は、何がアダルトコンテンツとみなされるかは、非常に曖昧だということである。例えば、政府にとって都合の悪いコンテンツは、アダルトコンテンツとみなされる可能性もある。とすれば、.xxxは問題をややこしくするだけで、何の解決にもならない。
この辺の議論は、RFC3675 ".sex Considered Dangerous"に、よくまとめられている。
RFC 3675 .sex Considered Dangerous
差し当たっての俗人的な興味としては、誰がsex.xxxとかxxx.xxxなどというドメインを取得するかである。もっとも2ch.netとかyotube.comというWebサイトをみるにも、ドメインを直接打つより、ググッている私にとって、ドメインビジネスには、あまり興味がない。私がググる理由は、直接URLを打つと、常にtypoの可能性があるからである。Googleは、間違っているかもしれないということを、素晴らしい精度で指摘してくれる。
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