2007-04-27

車の話

 ようやく仮免を取り、何度か外を走ってみた。なかなか難しい。そういえば、車好きの友人が居たので聞いてみることに。  自分「いやぁ~、青信号で発進するとき、なかなかうまくいかないんだよね。ギアをトップまで持っていくのに10秒以上かかるし、すばやく加速もできない」  友人「は、俺なんかもっとかかるで。後ろからクラクション鳴らされるんやで」  自分「何と、そりゃまたどういうわけで。お前なら速攻で切り替えてさっさと行くものとばかり思っていたが」  友人「あのなぁ、ええか、急に加速したら、ガソリンを食う、タイヤが磨り減る、クラッチが痛む、環境にも悪い。まあ環境はともかく、何でそなことせなあかんねや。周りがいくら迷惑しようとも、俺はのんびりいくで。」  自分「ああ、そういえばお前はそういう奴だった……」  この友人は、現実で車をかっ飛ばすより、ゲーム中でかっ飛ばすのが好きなようだ。何しろ、ゲームではガソリン消費もタイヤの磨り減りも気にしなくていい。そういえば、レーシングゲームは数多くあれど、みなアクセルとブレーキ、ステアリングで操作するものになっている。何故だろう。MT車の方がいいと主張する車好きはたくさんいるし、クラッチ操作のあるゲームがあっても不思議はないのだが。  この疑問を友人にぶつけてみると、面白い答えが返ってきた。まず、ゲームパッドで操作しにくい。クラッチ操作というからには、ちゃんと半クラにしなければならないため、アナログ入力が必要である。しかし、Xbox360やPSのコントローラでは、クラッチを操作するのに必要なトリガーが足りない。左右に日本ついているだけだ。もし3本目のトリガーがあったとしても、一体どの指で操作するというのか。  また、かつてアーケードゲームで、クラッチペダルのあるゲームが存在したらしい。アーケードならば、現実に近いコントローラ、つまり本物のステアリングと、本物のペダルを用意できる。かのクラッチ操作を伴うゲームは、クラッチのアナログ入力や、回転数があっていなければエンストを起こすという本格仕様であったらしい。しかし流行らなかった。どうやら、ゲーマーというのは、そこまで極端に操作性の本物志向を求めないものらしい。そういう本物志向にこだわる人間は、本物の車に乗るものらしい。  ふーむ、そんなものなのかね。何はともかく、今のうちに車の免許は取っておかなければならない。どんな職に就くにせよ、働きながら免許を取るのはかなり面倒だからだ。

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