2010-03-01

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コメント: 新たなプログラミング雑誌創刊の動き - スラッシュドット・ジャパン

longgate.co.jpは、まだ、ドメインを取れただけである。

このブログのHTMLは、悲惨である。ただし、その責は、Googleの負うところが大きい。私ではない。

私はだいぶ前、このブログをXHTML5で書きなおそうと試みたことがある。そして、絶望的に失敗した。

Bloggerのテンプレートは、もとよりXHTMLを使っているのだが、これが悲惨である。

第一に、Bloggerは、application/xhtml+xmlメディアタイプを指定してくれない。CSSは、自動的にHTMLコメントで囲まれる。CDATAセクションを使うと、もちろんエラーとなる。もし、application/xhtml+xmlであれば、最も効率良く、IEを拒絶できるのだが。

IEを罵倒する英文は、そのほとんどを、Monty PythonのArgument clinicからとった。Monty Pythonの一流のジョークのセンスを疑う者は、英語圏のユーモアを一切解しない、人でなしである。

<!DOCTYPE html PUBLIC "null" "null">というのは、Blogger側が生成しているのである。私のせいではない。

また、私の過去の投稿は、HTMLを手書きせずに、Blogger側の生成に任せていた投稿もあるので、悲惨なことになっている。

また、BloggerのWidgetのCSSやJavascriptには、そもそも文法違反なものが存在する。

では、なぜBloggerなど使っているのか。結局、管理が面倒だからという理由だけである。Bloggerは、数あるブログサービスの中でも、極めて安定している。このブログを個人のサーバーで運営する苦労を考えたら、仕方のないことである。結局、世の中のほぼすべてのWebサイトの現状が、validaterに通らない以上、どうしようもないのである。

個人的にいえば、よほどの確実な環境でもない限り、XHTMLに未来はない。たまたま通信が不安定で、HTMLを全部送れなかったとする。厳格なHTMLを使っていた場合、ブラウザは一切の描画を拒否して、全く問題ないのである。とすれば、誰も厳格なXHTMLを使うわけがない。

どのように雑誌を提供するかについては、まだ滅多なことは言えない。というのも、詳しいことは、調整中だからだ。

当初は、ISBNさえ取得すればAmazonで売れるから、それで行こうかと考えていたが、また一方、何とか一般の流通にも載せられないものかと、いろいろと調整をしている。再版についても、いろいろと印刷業者と調整している。また、電子媒体での販売も、もちろん考えているが、そもそもどのように売るのかということまで、まだ思案中である。とにかく、印刷、出版という業界は、非常に難しい。

たとえば、電子媒体にしても、現時点では、PDFということになっているが、私は不服である。私は、PDFは世の中から拒絶されるべきフォーマットだと信じている。しかし、現実に今出版することを考えると、現実的にならざるを得ないのである。結局、私は単なるライターとして参加している以上、どうすることもできない。

8 comments:

Anonymous said...

> というのは、Blogger側が生成しているのである。私のせいではない。

他のBloggerを使用しているサイトでは、問題なくDOCTYPE宣言が表示されています。
「レイアウト」→「テンプレート」→「HTMLの編集」の先頭2行に問題があるのでは?

江添亮 said...

私は、HTML5としての、飾りのDOCTYPEを使っているのです。

江添亮 said...

まあ、そんなにいうなら変更するけど、そもそもDOCTPYEを指定することに、互換モード回避以外の意味はないんですよね。だから、DOCTYPEさえあれば、なんでもいいという。

Anonymous said...

HTML5では、何らかの理由(ツールがしょぼいなど)で

というDOCTYPEを使うことができない場合、

という文字列を使えと定められています。
http://www.w3.org/TR/html5/syntax.html#the-doctype
Bloggerではこれすら不可能なのでしょうか。

Anonymous said...

ありゃ、マークアップが消された。

HTML5では、何らかの理由(ツールがしょぼいなど)で
<!DOCTYPE HTML>
というDOCTYPEを使うことができない場合、
<!DOCTYPE HTML SYSTEM "about:legacy-compat">
という文字列を使えと定められています。

江添亮 said...

Bloggerは、自動的に、public identifierとbackup system identierを生成します。
つまり、
<!DOCTYPE HTML SYSTEM "about:legacy-compat">
は、
<!DOCTYPE HTML SYSTEM "null" "about:legacy-compat">
に、自動的に置き換わります。

infograve said...

> Bloggerは、自動的に、public identifierとbackup system identierを生成します。

テンプレートの「Simple II」を書き換えていくとpublic identifierとbackup system identierは生成されないようです。

http://www.google.com/support/forum/p/blogger/thread?tid=54225c1fad29bd1f&hl=en

Anonymous said...

C++の本ときいて是非かいたいと思いました。
ブログのC++の記事も興味ぶかいですね。
最近はC++をつかうことはめっきり減ったのですが、いまだにC++のテンプレートなどの技術には興奮します。
ちなみに、紙かPDFかという問題ですが、私は紙の本でも買いますが、できれば、紙で買うと、デジタルデータ(PDF)ももらえるとうれしいですね。基本的に、私的流用の範囲で裁断して取りこもうと思っていますが・・・。

ちなみにモンティパイソンは笑えますが、ジョークはわかる人同士だけでしておいた方がいいと思いますよ。
まあ、変人的な印象を与えたいのであればそれでいいんですけれど。

それと、Webの標準とかの話は専門なんでしょうか。C++の専門家なんでしょうけれど、ブログの使い方に詳しくないとか
は仕方ないと思うんですが、この手の泥臭い仕様は、経験がものをいうので、Web業界でずっとやっているとかなら別ですが、あまりかかわらない方がいいと思います。文句を言いたい気持ちはわかりますが…。

では、期待してます!本がでることを祈って!