ボットはいかにして私から価格付けの力を奪ったのか
How Bots Seized Control of My Pricing Strategy
Amazonには自動的に本をマーケットプレイスで出品するBOTがいる。そのBOTは正規品より値段が高い。とはいっても、別に違法な複製品を売っているわけではない。何をやっているかというと、マーケットプレイスで注文が入った時点で、正規品を購入して送りつけ、その差額を得ているのだ。つまり、たまたま高い方を選んでしまったカモを相手にしている商売だ。まあ、商売の基本は安く仕入れて高く売るわけだから、このBOTは普通の商人という見方もできる。
この手のBOTは複数いて、BOT同士で競争するので、時に、値段は正規品より下がることがある。この場合、送料などで利益を得ているそうだ。
さらに、アマゾンがこのBOTの出品の動きにつられて、自動的に正規品の値下げをすることまであるらしい。値下げ分の損失はアマゾンが引き受けるそうだが、それにしてもBOT同士の競争につられてアマゾンBOTが動くのだから興味深い。
But I can't help but think about that old gambler's proverb: “If you can't spot the sucker, it's you.”
こと、こうなってくると、博打打ちの諺を思わずに入られない。「誰がカモなのかわからないならば、自分がカモなのだ」
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