URLは著作物ではない。もし、コンテンツを保護したければ、アクセスには認証を設けるべきである。鍵のかかっていない家といえども盗みを働くのは違法だ。しかし、公共の場で勝手に音楽をたれ流しておいて、聞いたものを著作権侵害で訴えるのは馬鹿げている。課金ユーザーにのみ音楽を聞かせたいのであれば、最初から公共の場で流すべきではないのだ。
しかし、この通りのマヌケな事件が、すでに自由過ぎる国アメリカで起こっていたようだ。
Can You Copyright a Publicly Accessible URL? | Gear Diary
MobiTV tries (and fails) to censor Internet | Surveillance State - CNET News
MobiTVは携帯向けに動画の課金ストリーミングを提供しているWebサイトである。ところが、このサービスには問題があった。URLさえ知っていれば、誰でも有料コンテンツにアクセスできるという、セキュリティ上マヌケな問題があった。これを受けて、あるフォーラムにそのURLを書き込んだ者がいた。MobiTVはそのフォーラムに対し、DMCAによる取り下げ要求を出した。結果、大いに叩かれた。当たり前だ。MobiTVがすべきなのは、URLへのアクセスに認証をかけることである。秘密のURLは正しいセキュリティではない。単なる偽装である。
さらに悪いことに、そのフォーラムとやらは、HowardForumsだったのである。これは携帯ユーザー御用達のフォーラムである。結果として、MobiTVは大恥をかいた。
URLに著作権を主張した例がないかどうか調べていて発見し、面白かったので書いた次第。
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