The Pace of Technology is Slower than You Think
「マジこの記事古すぎだろ。2006年だってよ」。所詮、技術の記事なんか、すぐに使いものにならなくなるといいたいのだろう。でも、技術の進歩は、それほど速くはない。
最新のiOSの開発に使っているObjective-Cに関する最初の本は、1986年に出た。
Perlが出たのは1987年のことで、Pythonは1991年で、Rubyは1995年だ。
いまだに、新品の6502やZ80を買える(Jameco Electronicsによると、Z80は一個で2.49ドル)。Z80プログラミングガイドは1979年に書かれたが、未だに現役で通用する。
C標準ライブラリの知識は、MS-DOS、はじめのSUNワークステーション、Atari ST、Microsoft Windows、iOSと、幅広く役立つ。
コンピューターサイエンスの授業で必ず習うクイックソートアルゴリズムは、1960年にTony Hoareが開発した。
Bill Joyがviを書いたのは1976年。Bram Moolennarがvimを書いたのは1991年で、都合15年たっているが、vimが出てからこのブログ記事が書かれるまで、21年もたっている。
80386命令セットは、1985年に公開されて、次の年に使えるようになったわけだが、いまだに32bitソフトウェア開発では一般的な環境だ。
tarコマンドは1979年のUNIX第七版に載っている。ベクターベースのアステロイドというアーケードゲームが公開された年だ。2012年のすべてのMacBook AirやProには、tarがある。
1 comment:
1986年のObjective-Cの本や、Perl5以前のPerlの情報が現在どれほど役立つかは疑問ですね。
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