2012-06-09

Magenta、Darwin/BSD互換OS

Somewhere in the middle ...

Magentaは、Linuxカーネルの上に構築された、Darwin/BSD互換OSである。現在、iPhoneOS 5.0との完全なバイナリ互換を実現している。

Magentaはカーネルとユーザー空間のコンポーネントからなる。LibCを除いて、ライブラリはすべて素のDarwin用にコンパイルされている。そのため、Linux用にコンパイルされたライブラリというものはない。LibCが、ユーザーランドとカーネルとのブリッジの役割を果たす。

最終的な目的は、iPhoneOS 1.0のスタックを完全に再現することである。これは、Appleのプロプライエタリなライブラリの代わりになるオープンソースライブラリが多数存在することを考えれば、十分実現可能な目標である。

これは、よっぽど変わったプロジェクトだ。なんでこんなことやってるかって? さあ、俺にもわからん。

どのプラットフォームで動くんだ?
ARMv7でしか動かない。
SDKは何を使えばいい
iPhoneOS5.0 (apple-arm-darwin)
なぜFreeBSDを使わないのか
最初、FreeBSDか、あるいはNetBSDの利用を考えたが、カーネルで提供されている機能や、ハードウェアサポートを考えて、Linuxにした。
iPhone OSのアプリは動く?
動かない。そこまで高級なフレームワークとの互換性は目指していない。ただし、コアOSとしては、100%互換性がある。iPhoneのアプリを走らせたいとかいう理由で興味を持ったのなら、(・∀・)カエレ!!
お前、誰だよ
Christina、組み込みハードウェアにとりつかれた開発者。ARMが大好き。

まあ、なにか実用になるとも思えないが、紹介だけ。

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