司令官「ただちに発進せよ!」
パイロット「よかい(了解)」
「了解」という言葉は、よくアニメや特撮映画に出てくる。ところで、日本語を母国語としない人は、この了解という言葉を、「よかい」、と聞き取ってしまうのだという。日本語ネイティブである私には、どう聞いてもヨとは聞こえないが、不思議なものだ。りゃ、りゅ、りょ、の発音は難しいとよく聞く。
昔、静岡県の西部に、竜洋町(りゅうようちょう)という町があった。今では、磐田市と合併してしまったそうだが(竜洋という地名は残っているはずだ)、この竜洋も、発音しにくいと外人がこぼしていたと、親父はかつて言った。
追記:似たようなことは、日本人にとってもある。例えば私は、sとthの発音の違いが分からない。もちろん、舌の配置であるとか唇の形であるとかの、音声学上のことは知っている。そういう理論はどうあれ、私の耳は、どちらも同じ音であると認識してしまう。これは、私にとっては、LとRの発音より難しい。Rに関しては、実際の単語を聞けば、「ああ、なんとなくだけど、舌を引っ込めているんだろうな」という感じはする。しかし、sとthに至っては、その違いがさっぱり分からない。
3 comments:
フォントのメイリオも「明瞭」がきちんと発音できずそのままメイリオになったという逸話は有名ですね。
ウラル=アルタイ語族の特徴としてラ行の音が語頭に立たない、というのが共通していますね。
日本語でもラ行で始まる言葉は大和言葉ではなく大抵外国からの輸入語です。
舌を弾く式のラ行は語頭に元々立ちにくく、ドイツ語やフランス語のr音のように「ガ行」に
聞こえる発音もあるし、英語の[l]も[r]もいずれもラ行の発音とは違います。
ちょっと考えて、「らうたげなり」が思い浮かびました。
古語辞典で見ると、「らうたげ」は大和言葉です。
どこで読んだものかと思ったら、出典は源氏物語のようですね。
確かに、後は全部漢語、あるいは漢音+サ変ですね。
それに、ラ行の単語数が少ない。
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