US Navy buys Linux to guide drone fleet (The Register) [LWN.net]
アメリカ海軍は、ミサイルの誘導にLinuxを使うことを発表した。
US Navy buys Linux to guide drone fleet • The Register
Linuxは、GPLv2というライセンスで公開されている。さて、このニュースに対し、面白い意見を吐いた者がいる。
思うに、弾頭へのGPLコードの使用は、興味深い事態を引き起こすのではあるまいか。
今、誰かがあなたに巡航ミサイルを発射したとして、その巡航ミサイルにはGPLコンポーネントが使われていたとする。
さらに、そのミサイルは不発に終わったとする。ツイてると思わないかい?
その場合、あなたはGPLソフトウェアの複製物を搭載したデバイスを受け取ったことになる。あなたが、ミサイルを発射した相手の団体に属していない場合、あなたはどこかに申請して、ソフトウェアの複製物を要求できるはずだ。
あなたがこの権利を行使した場合、何が起こるのだろうか。GPLは、発射相手があなたに特殊任務チームを派遣してコードを渡し、程を経ずして暗殺するという行為を禁じてはいない。あなたは権利を使うだろうか? たぶん、特殊任務チームにかかるコストをあなたに請求するのは無理だと思うが、でもそれで事態が変わるとは思わない。[訳注:GPLはソースコードの受け取りに対し、妥当な額の対価を要求することを認めているので、この部分は誤り]
なんだかマンガみたいな展開だ。
ちなみに、実際には、おそらく交戦相手の国の著作権をまともに保護しようという国はいないだろう。著作権保護が働かない以上、おそらくGPLも効力がないに違いない。
ちなみに、合衆国政府も著作権侵害の起こしうるとされているので、やはりベルヌ条約加盟国の著作権は守らなければならないのではないだろうか。
また、発射相手はGPLに準拠するためのソフトウェアのソースコード配布方法として、新しいミサイルにソースコードを搭載して、しかも今度は不発しないようにバグフィクスを加えた上で、再度発射するかもしれない。
1 comment:
NSAがいるんで大丈夫な気がします。奴らは宇宙人より怖いみたいですから。
福岡県の役場で文書作成ソフトや表計算ソフトの代わりにlibre Officeを使ってるみたいですね。似たようなもんですよね。
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