2013-12-08

CとC++の違い: プリプロセッサー編

京都C++勉強会の宣伝のために、CとC++の違いを、少しづつ解説することにした。

江添とボレロ村上の京都C++勉強会が、12月16日に行われる。これを書いている時点では、まだ空きがあるので、最新のC++14の新機能と、コンパイル時レイトレーシングを勉強したければ、ATNDで参加申し込みをせよ。

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C++では、__STDC__については規定されていない。

__STDC__は、C言語の実装において定義されるプリプロセッサーマクロである。C++はC言語ではないので、このマクロについてC++の標準規格上、なにか規定することはできない。

そのため、__STDC__は、その値と、定義されるかどうかも含めて、何も規定されていない。C++実装はそれぞれ独自に、このマクロの扱いを決めることになる。

しかし、C++はC言語の拡張として発展したという歴史があり、100%ではないものの互換性があるという事情もある。既存のCコードに、このプリプロセッサーマクロに依存したコードがある場合、たとえC++と互換性のあるCコードでも、このプリプロセッサーマクロが定義されていないという理由だけでコンパイルできなくなるかもしれない。そのために、このようなプリプロセッサーは、C言語との互換性が問題になる場合、定義しておきたい。しかしそれは、ある意味嘘をつくことになる。しかし、そもそもそのようなプリプロセッサーに依存するようなCコードの問題もある。

Cプリプロセッサーは滅びるべきなのだ。

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