2009-12-05

年を取ったのか、最近の漫画が理解できない

暇人\(^o^)/速報 : 【画像有】今月のテニスの王子様がとんでもないことになってる件 - livedoor Blog(ブログ)

だめだ、もう理解できない。私は年を取りすぎたものと見える。

まあ、ジャンプといえば、ギャグマンガから始まって、愛と勇気と友情のトーナメント戦へと発展していくのは、王道である。なぜそんな風に進むかというと、結局、人気の出た漫画を、その最初の構想を無視して、なんとか続けさせるためには、トーナメント制の格闘に移行させるのが、ジャンプとしての方法なのだろう。主人公は敵を倒すために成長せねばならず、そうなると必然的に、次の敵はもっともっと強くなければならない。そういうことが繰り返された挙句、どうしようもないほど、インフレが起きてしまうのだろう。

それを防ぎたかったら、一話完結型のギャグマンガにするしかない。

しかし、大衆というのはこんな漫画を求めているのだろうか。短く簡潔に数巻で終わって、なお面白い漫画というのは、当然あるはずだ。それを、このようにだらだらと引き伸ばして連載を続けても、面白いわけがないと思うのだが、大衆はむしろ、引き伸ばしを好むのか。

この手の引き伸ばしは、漫画に限った話ではない。最近私は、小説を読むことができなくなった。とくに、長い小説を読むことができないのだ。別に、長文が読めなくなったというわけではない。読解力は、むしろ年々上がっていると思うのだが、長文小説は読めない。というのも、長文小説の中盤になると、明らかに、作者が字数を埋めるだけの意図を以て、文章を書いているということが、あからさまに分かってしまう。はたして、文章に長さは必要であろうか。言いたいことができるだけ短い文で表現できれば、それで十分ではあるまいか。

そんなわけで、私は今、現代小説を全く読んでいない。

あるいは、私は年を取りすぎて、長い話が楽しめなくなったのだろうか。

3 comments:

萌ゑ said...

わたすは青木雄二プロダクションのマンガを読んでいます
青木雄二は若くして亡くなってしまいましたが、スタッフの人が
よく癖を覚えているようで、中身的には良く出来ています

トテ said...

読者は常々「そこそこの長さでまとまった作品」を次々読みたいものですが、出版側から見れば「やっとヒットした作品を使い捨てできるか!」という形になるのもまた当然。
「好評のうちに終わる」ことに特に商売的メリットはありませんから・・・。
鳥山明が「絶対引きのばし無し」の約束で書いたサンドランドは、1巻完結の良作でお勧めです。

みうらしゅうじ(ennuihage) said...

バスケ漫画のスラムダンクも惜しまれつつ終ったという意味でも優秀です。