2009-12-27

冷静に考えたら

規格書通りの目次というのは、やはりよろしくない。結局、そんな飛び飛びに物事を説明している本を読むぐらいなら、規格書を読めばいいのだ。すべてのプログラマが規格書を読むべきというのは、理想だが現実的ではない。だから参考書というものが必要ではなかったか。

たとえば、前回の例でいうと、lvalueとrvalueの違いを説明するのはもちろんのことだが、これ単体で説明するより、参照の部分で説明した方が、わかりやすいだろう。バラバラに配置してある説明を、たらい回しのように追いかけて読んでいくのは、電子媒体でも面倒なのだから、物理的な紙の本なら、なおさらである。また、gotoの部分で、ラベルの記述法を説明しないというのは、あまりにも馬鹿げている。

ともかく、今は闇雲に妄想したり、無計画に一部分だけ書き出したりするのではなく、より深く規格を理解することに努めよう。例外周りは、あまり知らない。新しく付け加えられた、スレッドを超えて例外を投げるとか、例外のネストという機能は、ライブラリで実装されている。使い方はそれほど難しくないのだが、やはり実際に試せる環境がないのがつらい。

実際に試せる環境がないというのは、実につらい。もちろん、文法や挙動などは、規格を読めば分かる。しかし、実際に書いたコードが、well-formedかどうかは、人間が確かめるのは無理なのだ。例えば、タイプミスをしているかもしれない。そういうエラーは、人間はまず発見できないと思うべきである。

1 comment:

萌ゑ said...

新しい規格でないと掛けないコード片を織り交ぜたらどうでしょう
それなら読む人にもすぐに意図が伝わります