What Happens To Your Used Games? - Slashdot
映画であるゲームの頒布権や、映画ではないゲームの譲渡権は、一度著作権者の許諾を得た方法で行われた時点で消える。ゲーム業界は、中古ゲームはゲームの売上の低下、すなわち衰退を招くと主張している。しかし、中古ゲームを売って得た金はどこに行くのか。研究によると、ゲーマーが中古ゲームの販売で得た金の70%は、新しいゲームの購入に使われているそうだ。
ある店舗では、中古ゲームを買い取る際、現金ではなく、その店のゲームの購入に使えるポイントを渡している。そのポイントによるゲームの売上は、何と店舗のゲーム全体の売上の17%に上るという。
購入したゲームは所有している財産である。その財産が換金できないとすれば、価値はない。新しいゲームを購入するための財産にもならない。中古ゲームの販売禁止は、むしろ逆にゲームの売上を減少させるだろう。
ゲーム業界の理論に従うと、中古車の販売は車を衰退させ、中古建築の販売は、建築を衰退させるのであろう。
ちなみに、私は過去に中古ゲームに反対し、あまつさえパッケージにさえ、法律に基づかない違法な中古販売禁止ライセンスを記載したゲームの開発会社を全てボイコットすることをおすすめする。そのような会社は邪悪であり、世界から淘汰されるべきなのだ。
もちろん、不自由なソフトウェアのゲームもボイコットすべきである。不自由なゲームは、数年後に動作環境がなくなることさえありうる。
2 comments:
今さらレコード盤が再生できないことに文句を言う人が居るでしょうか?
物品が年月とともに劣化していくように、ソフトウェアもまた劣化し朽ちていくべきものでしょう。
それが進歩というものです。
もし全てのソフトウェアが劣化せず、全てのデジタルコンテンツが自由な規格のもと無劣化で保存されてしまったら。
人生全てをかけても消費しきれないコンテンツの山に人類は満足し、進歩を止めてしまうでしょうね。
例えばTV番組は全て100年周期での再放送となるでしょう。
それが健全だとは思えません。
レコード盤は物理的媒体であるので、いずれは劣化して再生できなくなります。
しかし、音溝をスキャンしてサンプリングしたり、音溝を再生した音を録音してサンプリングしたデジタルデータは、固定する記録媒体を更新し続ける限り、永遠になくなることはありません。
ソフトウェアやデータに、劣化や朽ちるなどという事はありません。
あえてあるとすれば、忘れ去られるだけです。
いまのUNIXコマンドは、数十年前に設計、実装され、
GNUによる実装も、改良を加えつつも、数十年存在します。
進歩は、既存のものに改良を加えて存続されることです。
全く新しいものは、そう多く登場しません。
すでに、日本には、平安時代までに書かれた文章だけで、十分すぎる量が存在します。
だからといって、人は文章の記述をやめたりはしない。
あらゆるソフトウェアやデータは、時代を主張する貴重な第一級の文化資料です。
必ず保存しなければなりません。
ソフトウェアを保存するには、実行環境まで含めて保存しなければならないのです。
実行できる状態を保てなければ、保存しているとは言えません。
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