2013-03-10

DRM制限された媒体を扱う際には、「購入」ではなく「ライセンス」という言葉を使え

Force companies to change language from "buying" to "licensing" when dealing with DRM-restricted goods. | We the People: Your Voice in Our Government

ホワイトハウスの署名サイトで、興味深い署名が始まっている。現在、多くの電子媒体がデジタル制限管理により、利用者の権利を、従来の"buying"や"purchasing"による所有権の譲渡とは異なり、不当に制限している。このような媒体に対して、「購入」という言葉を用いるのは虚偽である。そのため、「ライセンス」(許諾契約)という言葉を使うようにしろ。これに従えば、「今すぐ購入!」ボタンのごときは、「今すぐライセンス!」ボタンに変更される。

これは実に理にかなった要求だと言える。多くの電子媒体の販売は、譲渡されていない。ライセンスされている。理不尽な契約により、本来、著作権や特許権などの法律で保護される範囲や、著作権法には著作権が及ばないと規定されている制限を無視し、利用者の権利を法的根拠無く不当に制限しているのだ。日本ではライセンスという言葉をどう訳したものか曖昧だが、許諾契約とでもしておこうか。

2 comments:

Anonymous said...

>DRM制限された媒体
DVDを購入するのもライセンスって言うんですか。アレは実体がある上、購入時に許諾契約なんて結ばないんですけど。

江添亮 said...


DVDという記録媒体自体には問題がありません。
もっとも、光学ディスクという情報媒体はもはや時代遅れですが。

DVDビデオという規格は、CSSというデジタル制限管理を用いて、利用者の権利を不当に制限しています。
DVDビデオはボイコットすべきです。

厄介なことに現在、デジタル制限管理を破ることを違法とする世界知的所有権機関条約とその国内法での実装により、DRM破りが著作権法違反にもなっています。

そのため、我々は設計上の欠陥であるDRMを断固として拒否しなければなりません。