陸自14万人分の情報漏えい容疑 過去最大、1等陸尉を逮捕 - 47NEWS(よんななニュース)
陸上自衛隊の隊員ら約14万人分の個人情報を含むデータを記録したCD―ROMを持ち出し、外部の業者に提供したとして、陸自警務隊は31日、行政機関個人情報保護法違反の疑いで自衛隊鹿児島地方協力本部の1等陸尉徳永安成容疑者(46)を逮捕した。
個人情報は陸自のほぼ全隊員と家族の氏名や連絡先などで、自衛隊員の個人情報をめぐる漏えい事件としては過去最大規模とみられる。防衛秘密などは含まれていないという。
警務隊は情報提供の見返りに業者との間で金銭の授受などがなかったかも含め捜査している。
防衛省によると、7月中旬、「東京都内で陸自隊員の個人情報などが入ったCD―ROMを拾った」と匿名の連絡が同省にあり、調べたところ、徳永容疑者が浮かんだという。
同省によると、徳永容疑者は鹿児島地方協力本部の鹿児島募集案内所で隊員の募集業務などを担当しており、隊員の個人情報を扱っていたとみられる。
自衛隊鹿児島地方協力本部(鹿児島市)広報企画室の平石義和企画班長の話 機密情報は含まれておらず、外部の方の個人情報でもないため、社会的な影響は大きくないと考える。自衛隊組織ではなく個人による犯罪であり、記者会見は開かない。われわれは個人情報を守る立場にあり、容疑者の住所などはマスコミに公表できない。
「拾った」といういかにも不思議な発表は、違法捜査の言い訳だという噂もある。あくまで噂だ。ただ、陸自14万人といえば、陸上自衛官のほぼ全員にあたる。流出できる状態にあったというだけで、悲惨だ。
しかし、鹿児島の地本の一尉が、全国のほぼ全員分の陸自隊員の情報を得られる状況だったというのも、だいぶ危うい。
というより、こんなことが明るみに出ただけで恐ろしい。普通は、影響が大きすぎて、数十年は発表できないんじゃないかと思うのだが。たぶん、これ以上詳しいニュースは出ないだろうと思う。やはり、実害のないおとり捜査の類だったのだろうかと邪推してしまう。陰謀論が好きな人間ではないのだが。
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