2010-02-07

電話番号案内の使い方

電話番号案内は、104に電話をかけることで利用できる有料サービスである。

できることは、住所と名前から、固定電話の電話番号を引くことである。電話番号から住所を逆引きすることはできない。もっとも、固定電話の所有者が、電話帳への掲載を拒否していたならば、おそらく探せないかもしれない。

今回、電話番号案内を使う機会があったので、その使い方を解説しておこうと思う。どのようにして電話番号案内を使えばいいのか、ググッてもまったくヒットしないからだ。

まず電話をかけると、オペレーターが出る。オペレーターに住所や名前を知らせると、電話番号を教えてくれる。どうも、電話番号を知らせてもらった時点で、料金が発生するようだ。まあ、携帯からかけても、せいぜい百円ちょっとなのだが。

ちなみに、その電話番号案内を利用した理由というのが、結構、美談になる。

freenodeで、少し前に、PMが送られているのを発見した。「日本人の母親が急病になり、日本にいる親戚に連絡を付けたいが、連絡方法が分からない。連絡方法を知っているの唯一の人物は、当の母親であるが、現在、話せる状態にない。日本のオンライン電話番号案内サービスのサイトはないか」というものであった。

残念ながら、日本には、オンラインで、個人の電話番号を調べるサービスは存在しない。何が問題なのだろうか。やはり、プライバシーだろうか。しかし、電話帳や、口頭で調べることはできるのだから、オンラインかどうかなど、効率の問題でしかないと思うのだが。

ともかく、事が事なので、104を使うことにした。人間が対応するので、非常に使いやすかった。

しかし、残念ながら、肝心の情報が心もとない。日本人の母を持つとはいえ、日本語はさっぱりわからないと来ている。示された住所は不完全で、しかもローマ字表記である。名前もローマ字だ。これは、同音異義語が多い日本語において、致命的である。

しかし、住所と名前の組み合わせは、意外と、十分にユニークであった。数人調べたが、重複はなかった。なるほど、いざという時に、104は役に立つようだ。

ユニークといえば、私の名前は、完全にユニークである。おそらく、日本にひとりしかいないだろう。ただし、私は固定電話を持っていない。集合住宅に住んでいるので、部屋まではVDSLでネット回線を引いてる。面倒だったので、固定電話を取らなかったのだ。

教訓としては、いざという時の、自分の身内の連絡先は、書き記して、分かりやすい場所に置いておいた方がいいだろう。自分が話せない状態になっているかもしれないのだから。

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